ブラジル・レアル:下落、中銀のドル買い介入受け先安感強い

21日の外国為替市場で、ブラジル・ レアルが下落。ブラジル中央銀行のドル買い・レアル売り介入を受け、 同国政府は1ドル=1.80レアルを超えるレアル安水準で維持することを 目指しているとの観測が強まった。

レアルは前日比0.2%安の1ドル=1.8180レアルに下落。前日 は1.8147レアルだった。ブラジル政府がレアル高抑制策を講じるなか、 レアルは今月に入って5.5%下げており、騰落率は主要通貨の中で最下 位となっている。

レアル高抑制への取り組みの一環としてブラジル中銀は20日、スポ ット(直物)市場で1ドル=1.8210レアルの水準でドル買い介入を実 施。ブラジル中銀が選出した最も的確な予想を示す5人のエコノミスト の予想中央値によると、19日発表の最新調査ではレアルは年末時点 で1.80レアルと見込まれている。前週の調査では1.75レアルと予想され ていた。同中銀は過去の予想結果を分析し、項目ごとに最も精度の高い エコノミスト5人を選出し、約100人による全エコノミストの予想との 比較を発表している。

フェア・コレトラ・デ・カンビオ(サンパウロ)の通貨トレーダ ー、ヒデアキ・イハ氏は電話取材で、「ブラジル中銀は20日、1.82レア ルを超えるレアル安水準でドル買い介入を行った」と指摘。「これによ り、市場ではレアル相場の上限に関して疑問が生じている」と述べた。

ブラジルの政策担当者はレアルが先月29日に1ドル=1.6890レアル と、昨年10月31日以来の高値に上昇したことから、今月に入りドル買い 介入の規模を拡大。中銀の外貨準備高は過去1年で12.4%増の3560億ド ル(約30兆円)に膨らんでいる。

原題:Brazil Real Falls on Dollar Purchase; Rate-Futures Yields Drop(抜粋)

--取材協力:Ye Xie.

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