米国ホンダ、取締役会への外国人登用積極化-バークマン氏ら

かつてアジア勢の先陣を切って米国 で現地生産を始めたホンダは、自動車販売で米市場に最も依存してい る。今度は重要な役職に日本人以外の人材を登用している。

米国ホンダの岩村哲夫社長は4月1日付で本社の副社長執行役員に 就任し、伊藤孝紳社長に次ぐナンバー2になる。岩村氏の下で機能する 米国ホンダの新取締役会は北米での製品企画から生産、販売までを一貫 して統括する。取締役メンバー7人のうち3人は、北米向けの製品開 発・設計の責任者となるエリック・バークマン氏ら米国人を起用する。 米国人がこうした役職を担うのは初めて。

米自動車コンサルティング会社、2953アナリティクスのプリンシパ ル、ジム・ホール氏は電話取材に対し、「ホンダはまさに、東京に本社 を置く北米の自動車メーカーになっている。これはひどい組み合わせ だ」と指摘。「最も重要で販売台数が最大の市場に本社がなければ、食 い違いが生じる。今までこうした状況が起きていた。今回の措置は本社 と最も重要な市場をつなぎ直すものだ」と指摘した。

ホンダの米国での問題は、意図せぬ加速問題で数百万台をリコール (無料の回収・修理)したトヨタ自動車ほどではないが深刻だ。昨年の 大震災で供給が縮小する前でも、「シビック」や「アコード」といった 主力モデルは、スタイリッシュな外装と燃費で高い評価を受けた韓国の ヒュンダイモーターカンパニー(現代自動車)や米フォード・ モータ ーの車種にシェアを奪われた。

ホンダのナンバー2が東京ではなくカリフォルニア州トランスの米 国本社に勤務するのは初めてのことだ。

バークマン氏のほか、米国ホンダのジョン・メンデル執行副社長 (販売担当)とアラバマ工場のトム・シャープ工場長も米国ホンダの取 締役会メンバーに加わる。

原題:Honda Promotes American Managers in Push for U.S. Revival: Cars(抜粋)

--取材協力:Craig Trudell、Bill Koenig.

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