米国株:続落、エネルギー株に売り-上げ過ぎ感も台頭

21日の米国株式相場は下落。S& P500種株価指数は続落した。株価の年初からの上昇ペースが景気見通 しを上回っているとの見方が売り材料となったほか、この日は油田サー ビス会社ベーカー・ヒューズを中心にエネルギー株が売られた。

ベーカー・ヒューズは5.8%下落。同社は天然ガスの採掘を敬遠す る動きが利益を損ねるとの見方を示した。モルガン・スタンレーとフィ フス・サード・バンコープを中心に金融株が下落した。コンピューター のヒューレット・パッカード(HP)も安い。

S&P500種株価指数は0.2%下げて1402.89。ダウ工業株30種平均 は45.57ドル(0.4%)安い13124.62ドル。

レイモンド・ジェームズ・アソシエーツのチーフ投資ストラテジス ト、ジェフリー・ソー氏は「この水準では本当に真剣な取引は望めな い」と述べ、「私はまだかなり強気な方だ。ここで弱気になることはな いだろう。ただ市場にたまっていたエネルギーはこれまでの力強い上げ で使い果たされてしまったようだ」と続けた。

S&P500種は予想以上に良好な経済統計や企業決算を背景に年初 から12%上昇。S&P500種の株価収益率(PER、実績ベース)は今 週、14.6倍と昨年7月以来の高水準をつけた。

中古住宅販売件数

全米不動産業者協会(NAR)が発表した2月の中古住宅販売件数 (季節調整済み、年換算)は、前月比0.9%減の459万戸となった。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は461万戸 だった。前月は463万戸(速報値は457万戸)に上方修正された。

ヘイバーフォード・トラストのハンク・スミス最高投資責任者 (CIO)は、「住宅市場は早急には回復しない」と述べ、「さらに株 価はほとんど一方的に上昇していた。今は一服する時だ」と続けた。

S&P500種のエネルギー株価指数は1%安と、業種別10指数の中 で値下がり率最大だった。

S&P500種金融株価指数は0.4%安。モルガン・スタンレー は1.7%下落。フィフス・サードは1.8%値下がりした。

HPは2.2%下落。同社は経費削減の一環として、パソコン部門と プリンター販売部門を統合する。新たな部門の責任者にはトッド・ブラ ッドリー氏が就任する。

ハートフォードは上昇

保険会社ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズ・グルー プは1.4%上昇。同社に出資する資産家ジョン・ポールソン氏は事業分 離を強く求めており、同社は個人向け年金販売を停止し、個人向け生命 保険と傘下ウッドベリー・ファイナンシャル・サービシズ、年金プラン の各事業部門について買い手を探す可能性があることを明らかにした。

オンラインと郵送によるビデオレンタルを手掛けるネットフリック スは4.4%上昇。2013年初めに予定されている会員限定のテレビ番組放 映サービスが好感された。

原題:U.S. Stocks Decline as Energy Shares Retreat on Profit Concern(抜粋)

--取材協力:Sarah Frier、Adria Cimino.

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