英国債:長期債が上昇、財政赤字見通しで-来年度の国債発行額縮小

21日の英国債市場では長期債が上昇 した。英公債管理局(DMO)が国債発行計画を縮小したほか、オズボ ーン英財務相が来年度(2012年4月-13年3月)の財政赤字が縮小する との見通しを示したことが手掛かり。

長期債は2年債のパフォーマンスを上回った。オズボーン財務相は 償還期間が50年超の債券発行を検討すると発言したものの、長期債には 影響しなかった。DMOは来年度に1677億ポンド相当の国債を発行する 計画で、今年度の推定額1794億ポンドを下回る。この日発表された2月 の財政赤字が前月同月のほぼ2倍に膨らんだことから、英国債は一時軟 調となる場面もあった。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ス タメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は、予算案で「投資家が安堵 (あんど)し、これが英国債への支援材料となった」と指摘。「オズボ ーン財務相は中期的な財政再建プログラムを遂行する決意で、そこに大 きな変更はないだろう。財政政策の観点から、英国債への支えとなる」 と付け加えた。

ロンドン時間午後5時現在、10年債利回りは前日比5ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)低下の2.37%。一時は2.36%まで下 げ、15日以来の低水準を付けた。同国債(表面利率4%、2022年3月償 還)価格はこの日、0.48上げ114.365。

30年債利回りは5bp低下の3.41%。2年債利回りは0.47%で、前 日からほぼ変わらずとなった。

原題:Gilts Advance as Osborne Says Deficit to Fall Amid Spending Cuts(抜粋)

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