欧州債:スペイン債下落、債務再編リスクを警戒-ドイツ債堅調

21日の欧州債市場ではスペイン国 債が下落し、10年債利回りは1カ月ぶり高水準となった。シティグルー プのチーフエコノミスト、ウィレム・ブイター氏が同国の債務再編リス クの高まりを指摘したことがきっかけ。

スペイン10年債は8営業日続落し、ドイツ10年債に対する利回り上 乗せ幅(スプレッド)はここ2週間の最大となった。

ドイツ2年債は続伸。同国はこの日の2年債入札で50億ユーロ相当 を発行。ポルトガル国債も上昇。1カ月余りで初めての入札で、借り入 れコストが低下した。

ラボバンク・インターナショナルの債券ストラテジスト、リン・グ レアムテーラー氏(ロンドン在勤)は「ブイター氏の発言でスペイン国 債のスプレッドがさらに拡大した。一段の債務再編をめぐる懸念を浮き 彫りにした」と語った。

ロンドン時間午後4時半現在、スペイン10年債利回りは前日比18ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.41%と、2月16日以 来の高水準となった。同国債(表面利率5.85%、2022年1月償還)価格 はこの日、1.38下げ103.275。同年限のドイツ国債に対するスプレッド は23bp拡大の342bp。これは7日以来の最大。スペイン2年債利回 りは10bp上昇し2.45%。

ドイツ2年債利回りは前日比4bp低下の0.3%。10年債利回りは 6bp下げ1.98%。一時は2.07%まで上げ、昨年12月13日以来の高水準 となった。

原題:Spanish Bonds Fall on Restructuring Concern; German Bunds Gain(抜粋)

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