英中銀議事録:量的緩和で割れる-2人は250億ポンド拡大主張

イングランド銀行(英中央銀行)は 今月7、8両日に開いた金融政策委員会(MPC)で、資産購入枠の維 持を7対2で決めた。アダム・ポーゼン、デービッド・マイルズ両委員 がさらなる規模拡大を主張したものの、過半数は中期的なインフレ見通 しに対する「相当のリスク」を見極めることが望ましいと判断した。21 日に公表された議事録から分かった。

議事録によると、キング総裁ら9人のうち7人が資産購入枠を現行 の3250億ポンド(約43兆2600億円)で維持することを支持した。ポーゼ ン、マイルズ両委員は250億ポンドの拡大を求めた。

政策金利を過去最低の0.5%に据え置く決定は全会一致だった。

MPC委員らの間では、インフレ見通しと刺激策拡大の必要性をめ ぐる意見対立がここ1カ月で表面化。マーティン・ウィール委員は「イ ンフレが一段と持続するリスク」に言及したほか、英中銀チーフエコノ ミストであるスペンサー・デール委員は20日、エネルギー値上がりのた め、今年のインフレ率が中銀予想ほど速いペースで鈍化しない可能性が あると発言した。

MPCは議事録で、インフレの上振れリスクを強調したものの、 「中期的にインフレ率が目標を下回る水準に大幅低下する状況をもたら すかもしれない経済活動への著しいリスクが存在する」とも指摘した。

インフレについてMPCは「原油価格の見通しを取り巻く明らかな リスクがある」と論じた。

ポンドの対ドル相場は議事録公表後に下げ、前日比0.3%安となっ た。ロンドン時間午前9時48分(日本時間午後6時48分)現在は1ポン ド=1.5858ドル。

原題:Posen, Miles Vote for More QE as BOE Splits for Second Month (2)(抜粋)

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