日航:B787を25日に2機受領、成田-ボストンに4月22日投入

経営再建中の日本航空は21日、燃 費効率の良い次世代中型旅客機「ボーイング787」(ドリームライナ ー)を25日に受領すると発表した。同機の国際線への導入で旅客需要 の積極的な取り込みを狙う。

25日に受領するのは2機の予定。同社広報担当のヤップ・スー・ ハン氏がブルームバーグの取材に対して述べた。2機が27日に成田空 港に到着の予定で、初号機は午後6時半に着陸する。これに伴い、新 路線となる成田-ボストン線に予定通り4月22日に同機を投入する。

同社は、2016年度までの5カ年中期経営計画で同機を国際線中心 に活用する方針を2月に発表している。国際線への導入で、毎年度の 営業利益率10%以上を確保する計画。

2月の中期計画によると、日航はB787を45機発注する方針。 このうち20機は「B787-9」で、同じく導入する「B787-8」 より座席数が約50席多い約250席タイプ。航続距離も約1万4900キ ロと約700キロメートル長い。同機については15年度以降、欧米や東 南アジアなどの国際線中長距離路線に集中的に順次投入する。

同社は、機材の差し替えなどでB787を羽田-北京、成田-モ スクワ、デリー、羽田-シンガポール、成田-シンガポールの5路線 に投入する予定。さらに12月から成田-米サンディエゴ線、13年3月 から成田-フィンランド・ヘルシンキ線をそれぞれ開設する計画。

同社の植木義晴社長は同日、都内で会見し「成田-ボストン線に ついては、成田発、ボストン発とも予約状況は、4月、5月は平均で 8割を超えている。特に4月の成田発ではどの便も満席に近い。非常 に需要の高い重要路線と認識している」と述べた。

また格安航空会社(LCC)がことし相次いで開業することにつ いて同社長は「LCCは新規需要の開拓ということで、われわれのメ リットもあると思う」と述べたうえで、シェアの食い合いの懸念につ いては「ある程度起こってくることが見えているが、それを基に中期 計画を立てている。狙う顧客層が違うという認識だ」と語った。

日航にB787を納入するボーイングは同日、米GE製のエンジ ン搭載のB787型機械の型式証明を米連邦航空局から取得したと発 表した。これにより、GE製エンジンのB787が正式機材として運 航することか可能になった。ボーイングによると、B787は現時点 で60社から870機以上を受注している。

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