オリンパスは「独立した会長」を-三井住友OBの起用で海外株主

オリンパスがメーンバンクの三井 住友銀行出身者を会長に迎えるなどの人事を4月の臨時株主総会で提案 することに関して、海外株主9社は「銀行側に対して不適切な影響力を 与える意向がある」として遺憾の意を表明し、「真に独立した取締役会 長」を選ぶよう求めた。公開書簡を21日公表した。

9株主は、オリンパスが人事で「銀行主導の更生」に応じれば、株 主の利益だけでなく「国内のコーポレートガバナンス(企業統治)基準 を改善しようとする金融庁および東京証券取引所の真摯(しんし)な取 り組み」も損なうと批判。会長候補らが「主要取引銀行と密接な関係が ある」ことで「利益相反が生じる可能性もある」と指摘した。

書簡は第8位株主の米ハリス・アソシエーツや、9位株主の英サウ スイースタン・アセットマネジメントなどの連名。オリンパス広報担当 の小林修氏は書簡の「内容が確認できていないためコメントできない」 と述べている。

オリンパスは2月に、収益源である内視鏡事業に携わっている笹宏 行・執行役員が社長に昇格し、三井住友銀出身の木本泰行・日本総合研 究所社長を会長に迎える人事を発表。三菱東京UFJ銀行の藤塚英明・ 元執行役員も取締役候補としている。

--取材協力 藤村奈央子  Editors:Yoshinori Eki Hideki Asai

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