米財務長官、書面での証言に同意-リーマンのJPモルガン訴訟

リーマン・ブラザーズ・ホールディ ングスが2008年の同社破綻の一因をつくったと主張し、米銀JPモルガ ン・チェースを相手取って起こした訴訟で、ガイトナー米財務長官が質 問に書面で回答することに同意した。

財務長官の同意は、ワシントンの連邦裁判所に16日に提出された文 書で示された。法廷での証言の強制が可能かどうかを判事が判断するこ とを未然に回避する狙いがある。米連邦地裁のレジー・ウォルトン判事 は20日に合意を受け入れ、原告と被告の双方に4月3日までに最新の状 況を伝えるよう命じた。

米司法当局は法廷に提出した文書で、「当事者間の協議が行き詰ま るか、原告側が書面での回答に納得できない場合には裁判所に通知す る」としている。米財務省が何カ月も決定を遅らせ、最終的にガイトナ ー長官による証言を拒否したとして、リーマンは今年2月に財務長官を 訴えた。ガイトナー氏の証言は、リーマンがJPモルガンに86億ドル (約7200億円)相当の担保返済を求めている訴訟の鍵を握るとされる。

裁判所に提出された文書によれば、08年当時ニューヨーク連銀総裁 だったガイトナー氏はリーマンが破綻する直前、JPモルガンが求めて いた融資の担保について、同行のジェイミー・ダイモン最高経営責任者 (CEO)およびリーマンのリチャード・ファルドCEO(当時)と協 議していた。

ダイモン氏がリーマンを犠牲にしてJPモルガンを強化することを 意図し、危機を利用しているのではないかという「懸念」について話し 合うため、ガイトナー氏はダイモン氏や当時のポールソン財務長官とも 会談したという。16日に法廷に提出された文書によれば、ポールソン氏 も質問への書面での回答に同意した。

原題:Geithner Agrees to Written Testimony in Lehman’s JPMorgan Suit(抜粋)

--取材協力:Linda Sandler.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE