日産自:ダットサンで新興国市場の販売拡大-ラインアップ強化へ

約30年ぶりに「ダットサン」ブラ ンドを復活させる日産自動車は、2014年から同ブランドをインド、イ ンドネシア、ロシアを皮切りに販売を開始する予定だ。各市場で日産 ブランドの販売モデルがなかった低価格帯にダットサンブランドを投 入することで、新興国市場での販売拡大を狙う。

日産自のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は21日の横 浜市内での発表会見で、ダットサンブランドについて、新興国を中心 に世界展開すると強調した。ニッサン、インフィニティに続く第3の 世界ブランドとなる。14年からは投入する各市場で1年以内に2モデ ルの販売を開始する計画。また、市場投入後3年以内にラインアップ を強化し、各市場で日産車に占めるダットサン比率を最大で半分程度 に高めることを目指している。

ダットサンブランドの価格帯は、各市場のエントリーレベルにな る予定だ。ゴーン氏は、インドで4000ドル以下、インドネシアで1万 ドル以下と市場によって価格帯が大きく変わると述べた。日産自はエ ントリーレベルの価格帯の市場需要について、16年までにインドで全 体の50%、インドネシアで同40%、ロシアで同30%程度にそれぞれ 拡大するとみている。ゴーン氏は、この価格帯に「何も投入する車種 がないことがリスク」になると述べた。

一方、ゴーン氏は現時点でダットサンブランドを日本に投入する 計画はないと述べた。

日産自が低価格車両の商品化に向け提携している印バジャジ・オ ートに関して、ゴーン氏はダットサンブランドの投入で協力関係をや めるわけではないと語った。

また、ゴーン氏は原油価格について、現在に比べて将来的にまだ 上がるとみている。原油価格の高騰は電気自動車の無料の宣伝になっ ていると指摘した。

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