ドル・円は強気スタンス、日銀の「歴史的政策転換」受け-第一生命

第一生命保険の宮田康弘外国債券部 長は、日本銀行の金融政策が2月14日の決定会合で歴史的な転換点を迎 えたとし、ドル・円相場については強気のスタンスで臨んでいると述べ た。

日銀は2月の決定会合で、「当面、消費者物価(CPI)の前年比 上昇率1%」を目指すとした上で、「それが見通せるようになるまで、 実質的なゼロ金利政策と金融資産の買い入れ等の措置により、強力に金 融緩和を推進していく」と表明。これを受けて、外国為替市場では円売 り基調が強まり、3月15日には一時1ドル=84円18銭と、昨年4月13日 以来の水準までドル高・円安が進んだ。

宮田氏は、足元のテーマは米国のファンダメンタルズ(経済の基礎 的諸条件)に移り始めているとし、立て続けに強い経済指標が出ている ことが「かなり追い風になっている」と指摘。米連邦準備制度理事会( FRB)による景気判断引き上げの影響も大きく、ドルにとってサポー トになっており、日本の株高・円安という状況下で、「いい回転になっ ている」としている。

そうした中で、宮田氏は、為替ヘッジ後の米国債やドイツ国債の利 回りと日本の20年債利回りを比べた場合、ほぼ同水準だとし、ヘッジ付 外債の選択肢はあまりないと説明。ドルも良くないだろうユーロもあま り良くないだろうという判断の中で「王道」の米国債と独国債はある程 度減らしながら、「クレジットリスクを取って海外の社債」、あるいは 「成長力の高い国の国債」に投資を振り分けているというのが今のスタ ンスになっていると語った。

宮田氏は、「成長がきちっとあって、金利が付いているところの国 債や為替は相対的にやはり強い」とし、具体的には昨年10月からメキシ コ、ポーランド、マレーシアの3カ国の投資を新たに始めたという。た だ、これら3通貨も「結構高いところまで来ている」とし、ここからは いったんホールドという感じで考えていると述べた。

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