故レバノン人バンカーの妻、宝飾品を慈善競売へ-総額17億円

ブラジル出身の富豪、リリー・サフ ラ氏が、スイスで開催予定のオークションで宝飾品のコレクションを売 却する見通しだ。落札総額は2000万ドル(約16億7000万円)を超えると 予想され、収益金は慈善事業に寄付される。

この慈善オークションは、クリスティーズ・インターナショナルが ジュネーブのフォーシーズンズホテル・デスベルゲスで5月14日に開催 予定で、サフラ氏は1970年代から収集してきた宝飾品コレクションのう ち70点を出品する。クリスティーズが電子メールで送付した文書による と、この中にはパリの高級宝飾品メーカー、JARの製品18点が含ま れ、オークションに出品される同メーカーの個人コレクションとしては 最大規模となる見通し。

クリスティーズによれば、オークションの収益金は20の慈善団体に 寄付される予定。この中には、エルトン・ジョン・エイズ財団、ニュー ヨークの社会支援団体ヘンリー・ストリート・セツルメント、パリ・オ ペラ座などが含まれる。

JARが2003年にサフラ氏のために特別に製作したブローチの落札 価格は120万-150万ドルと推計されている。このブローチにはルビーと ダイヤモンドがあしらわれ、花ツバキをかたどっている。

サフラ氏は、1999年にモナコのマンション火災で死亡したレバノン 人バンカー、エドモンド・サフラ氏の妻。フォーブズ誌が3月に発表し た世界長者番付によると、純資産は12億ドルに上る。2000年以降、夫の 名前を冠した慈善財団の責任者を務めている。

ロンドン在住のサフラ氏は慈善家としてだけではなく、芸術品コレ クターとしても知られている。ディーラーらによると、10年2月にサザ ビーズがロンドンで開いたオークションで、スイスの彫刻家アルベル ト・ジャコメッティのブロンズ像「歩く男I」を過去最高の6500万ポン ド(現在のレートで約86億3000万円)で落札した。

(レイバーン氏は美術品市場に関してブルームバーグ・ニュースに 寄稿しています。この記事の内容は同氏自身の見解です)

原題:Charity Jewelry Sale by Billionaire Safra May Raise $20 Million(抜粋)

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