米ゴールドマンのロシア部門、幹部の退社相次ぐ

米ゴールドマン・サックス・グルー プのモスクワ在勤の債券担当エグゼクティブディレクター、マイケル・ ワークマン氏が、ロシアの金融サービス会社オトクリティエ・ファイナ ンシャルに移籍するため退社した。ゴールドマンのロシア部門では、約 1カ月前に共同責任者2人とチーフトレーダーが退社している。

オトクリティエの広報担当者、アレクセイ・カラハン氏は20日、モ スクワでの電話インタビューで、同社がゲオルグ・ウルモフ氏の後任と してワークマン氏を採用したことを明らかにした。同社は詐欺行為に加 担したとしてウルモフ氏を提訴している。ウルモフ氏は容疑を否認して いる。

ゴールドマンは先月、イタリアの投資銀行部門のパオロ・ザノーニ 会長が、ロシア事業部門の共同責任者だったクリス・バーター氏とジャ ン・ラビー氏の職務を引き継ぐ予定であると発表した。責任者の交代は 3年間で3回目。バーター氏は投資運用会社を創業する計画で、ラビー 氏はパリに戻って現地の銀行で勤務する見通し。モスクワ在勤のチーフ トレーダーだったピーター・キゼンコ氏も2月に退社し、米ニュージャ ージー州でサウナ事業を興した。

ゴールドマンのロイド・ブランクファイン最高経営責任者 (CEO)は、モスクワを金融拠点とすることを目指す諮問委員会(メ ドベージェフ・ロシア大統領創設)のメンバーに名を連ねているが、同 国での事業構築では困難な状況に直面している。ゴールドマンは1994年 にモスクワで事業を開始したが、世界的な経費節減の波を受け間もなく 事業を縮小。98年に取り組みを再開したものの数週間後にロシアがデフ ォルト(債務不履行)状態に陥り、ほぼ全面的に撤退。2006年から再び 事業を強化している。

ゴールドマンのモスクワの広報担当部門は、ワークマン氏の退社に ついてコメントを控えた。

原題:Goldman’s Russia Exodus Grows as Workman Quits for Otkritie (1)(抜粋)

--取材協力:Torrey Clark.

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