欧州債:ドイツ30年債は上昇-IMF専務理事の発言に反応

19日の欧州債市場ではドイツ30年債 が上昇し、利回りは4カ月ぶり高水準付近から低下した。国際通貨基金 (IMF)のラガルド専務理事が世界経済の安定への脅威を警戒するよ う各国当局者に促したことが手掛かり。

ドイツ10年債は前週末からほぼ変わらず。この日は、ギリシャの債 務交換に伴うクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)決済のため の入札が実施された。

ポルトガル国債は上昇。米パシフィック・インベストメント・マネ ジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任者 (CEO)は、ポルトガルが第2のギリシャとなる公算が大きいとの見 解を示した。独誌シュピーゲルが同CEOとのインタビューの内容を公 表したが、ポルトガル国債には影響を及ぼさなかった。ユーロ圏の救済 基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)はこの日、15億ユ ーロ相当の20年債を発行した。

DZ銀行の債券ストラテジスト、ミヒャエル・ライスター氏は 「IMF専務理事の発言を受けてドイツ国債は上げている。多くの懸念 材料が残っていることを投資家はあらためて認識した。そのほとんどは ギリシャに関するものだ。今回の救済策が最後となることは恐らくない だろう」と続けた。

ロンドン時間午後4時12分現在、ドイツ30年債利回りは前週末比3 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.68%。16日に は2.73%まで上昇し、昨年12月8日以来の高水準を付けた。同国債(表 面利率3.25%、2042年7月償還)価格はこの日、0.630上げ111.705。10 年債利回りは2%まで下げた後、1bp低下の2.04%となった。

ポルトガル10年債利回りは前週末比14bp低下し13.52%。1月31 日にはユーロ導入以後の最高となる18.29%を記録した。

原題:German 30-Year Bonds Rise on IMF Vigilance Call; EFSF Sells Debt(抜粋)

--取材協力:Abigail Moses.

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