シャープ次期社長:テレビ以外の液晶需要開拓、新パネル出荷待ち

4月1日にシャープ社長に就任予 定の奥田隆司・常務執行役員は19日、液晶事業について、テレビ需要 の伸び悩みを背景にモニターなど、テレビ向け以外の分野を開拓する方 針を示した。都内で記者団に語った。

その上で同氏は、シャープ独自の技術を活用した商品づくりを加速 させる意向を強調。モバイル機器向け高精細・省電力画面として開発し た酸化物TFT(IGZO)液晶を「できるだけ早く」出荷するため 「エンドユーザーとの最終調整」を行っていると語った。

奥田氏は、来期(2013年3月期)世界テレビ需要が中国での買い 替え一巡などで「ほぼ横ばいと思う」と述べた。新規開拓したい分野と しては「車、医療、教育」などを挙げた。

シャープは値崩れしにくい60型以上のテレビや、スマートフォン (多機能携帯電話)向けなどの中小型液晶に注力。しかし、販売構成比 が高い日本でのテレビ需要が昨夏の地上波アナログ放送終了で急減した ことなどで、今期は過去最大2900億円の連結純損失に転落の見通し。

社長交代は14日に発表。大阪市での就任会見で奥田氏は、海外事 業統括として「グローバルで勝てる体制づくり」などを進めると述べ、 今春の決算発表までに新体制での経営計画を公表するとしていた。

Editor:Yoshinori Eki  Tetsuki Murotani

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