世界の食料価格上昇、投資拡大を促す-ネスレCEOが見通し

世界最大の食品メーカー、スイスの ネスレは、農産物価格の上昇が調査とインフラへの投資拡大を促し、農 産物のイールド(単収)と生産高が増えて世界の人口や所得の拡大に対 応できるとの見通しを示した。

ネスレのポール・バルケ最高経営責任者(CEO)はクアラルンプ ールでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ「価格は、食 料生産にプラスの影響を与える結果をもたらし得る水準に達しつつあ る」と指摘。「農業への動機付けが再び高まっている」との見方を示し た。

国連食糧農業機関(FAO)が55品目について集計している世界食 料価格指数は、穀物や食用油、砂糖の価格上昇を背景に2月に2カ月連 続で上昇した。FAOのシニアエコノミスト、アブドルレザ・アバシア ン氏は8日、増加する供給を需要が吸収していることから、価格は向こ う数カ月間、現行に近い水準を維持する可能性があるとの見方を示し た。

バルケCEOは、生産が需要と同じペースで伸びていないため在庫 が減少し、食料価格の変動性が高まっていると指摘。コーヒー生豆や砂 糖などネスレの原材料コストは、昨年よりペースが鈍化するものの今年 も増加を続けるとの見通しを示した。

原題:Global Food Price Rally Will Drive Investment, Nestle CEO Says(抜粋)

--取材協力:Anand Menon.

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