米投機家の農産物買い越し、8週間で最大の減少

米投機家による農産物価格上昇を見 込む買い越しが、過去8週間で最大の減少となった。その後、相場は今 年に入って最大の上昇を示した。記録的な豊作が予想されていた南米と 欧州が乾燥した天候に見舞われ、収穫高見通しが引き下げられたことが 要因。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、資産運用会 社による米国の農産物商品11銘柄の先物とオプションの買い越しは13日 終了週に2.5%減の66万1067枚と、1月17日以降で最大の落ち込みを示 した。砂糖の買い越しは昨年11月以降で最大の減少となったが、その 後、相場は週間ベースとしては過去5カ月で最大の上昇を示した。ファ ンドは小麦投資でも一段と弱気姿勢を示していたにもかかわらず、相場 は約2週間ぶりの高値を付けた。

干ばつの影響でブラジルとアルゼンチンで大豆やトウモロコシ、サ トウキビの生育に被害が出たほか、東欧やロシアなどで小麦出荷が鈍化 したため、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のGSCI農産 物スポット指数は先週3.5%上げ、週間ベースでは昨年12月以降で最大 の上昇率を示した。

ダブルライン・キャピタル(ロサンゼルス)で約300億ドル相当の 運用に携わるジェフリー・シャーマン氏は「穀物生産に問題が生じてい る」と指摘。「南半球は極めて乾燥した天候に見舞われている。農産物 に投資する好機だ」との見方を示した。

原題:Speculators Dumped Crop Wagers Before Biggest Rally: Commodities(抜粋)

--取材協力:Jeff Wilson、Millie Munshi.

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