今週の米指標:2月の住宅販売、約2年ぶり高水準の見通し

米国の2月の住宅販売件数は、約2 年ぶりの高水準になったと予想されている。不動産市場の安定化を示す 新たな材料になるとエコノミストはみている。

新築と中古を合わせた住宅販売件数は、ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト予想中央値で年率493万戸と、2010年5月以来 の高水準が見込まれている。1月は489万戸だった。暖冬で業界の見通 しが支えられたことから、住宅着工件数も改善したようだ。

雇用と賃金の上昇に加え、住宅値下がりや過去最低のローン金利が 相まって、値ごろ感はかつてない水準に高まっている。市場に供給され る新築物件が少なくなる中、今年は住宅建設が米経済成長により貢献す ると見込まれる。

アメリプライズ・ファイナンシャル(デトロイト)のシニアエコノ ミスト、ラッセル・プライス氏は「住宅市場が改善し始めていることは 極めて明白だ」と指摘。「今年は住宅市場が国内総生産(GDP)の足 かせとなることはないだろう。昨年から控えめながら経済に貢献してい る。現在は実際に寄与しており、劇的な変化だ」と述べた。

全米不動産業者協会(NAR)は21日に2月の中古住宅販売件数 (季節調整済み、年換算、以下同じ)を発表する。ブルームバーグがま とめた調査の予想中央値では、前月比0.7%増の460万戸が予想されてい る。予想通りならば1年9カ月ぶりの高水準。1月は457万戸だった。

米商務省が23日発表する2月の新築一戸建て住宅販売は32万5000戸 (予想中央値)と、10年12月以来の高水準への増加が予想されている。 1月は32万1000戸だった。11年通年は前年比5.9%減の30万4000戸。

住宅着工件数

商務省が20日発表する2月の住宅着工件数は年率70万戸と、3カ月 ぶり高水準になるとエコノミストはみている。将来の着工の目安となる 許可件数も、10年3月以来の高水準が見込まれている。

全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが19日 発表する3月の米住宅市場指数も、07年5月以来の高水準の見通し。予 想通りならば1995年以来の6カ月連続での上昇となる。

(米経済指標に関する最新情報は、こちらをご覧ください)

原題:Home Sales Probably Increased in February: U.S. Economy Preview(抜粋)

--取材協力:Ainhoa Goyeneche.

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