イタリア首相、労働法改正取り組み推進へ-今週大詰めの協議

3年に及ぶ欧州の債務危機は収束に は程遠いとの警告が新たに発せられる中で、 イタリアのモンティ首相 は今週、労働法改正に向けた取り組みを推進する。

モンティ首相は20日からの労働組合と経営者側との大詰めの協議を 主導する。一方、先週には1300億ユーロ(約14兆円)の第2次ギリシャ 支援が正式に承認され、債務交換が完了したが、政策当局者らは自己満 足に陥らないよう警告している。

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は18日、北京での経済 フォーラムで講演し、「われわれは楽観論によって満足感や誤った安心 感を持ってはならない」と強調。「われわれは従来通りに戻ることはで きない」とし、原油価格や債務水準、新興市場の成長鈍化のリスクに警 戒するよう呼び掛けた。

債務危機の緩和によって、国内労働市場の改革を追求するモンティ 首相と、今月末の会合前に救済基金の強化を目指すユーロ導入国の閣僚 には一息つく余裕が与えられた。ただ、IMFがギリシャ救済につい て、追加支援なしでは「無秩序な」ユーロ離脱につながりかねない「例 外的なリスク」をはらんでいると警告したことは、切迫感をあらためて 浮き彫りにした。

同国最大の経営者団体、イタリア産業連盟の広報担当者によると、 モンティ首相は同団体のエンマ ・マルチェガリャ会長やフォルネロ労 働相、同国最大の労組、CGILのスザンナ・カムッソ書記長らと17日 に協議した。モンティ首相は今月中の労働法改正法案の成立を目指す考 えを表明している。

原題:Monti Presses Ahead Amid Warnings Euro Crisis Is Far From Over(抜粋)

--取材協力:Francesca Cinelli、Chiara Vasarri、Henry Sanderson、Rebecca Christie、Sandrine Rastello、David Goodman、Keith Jenkins、Tony Czuczka.

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