【ECB要人発言録】危機小康状態は措置強化の好機-ドラギ総裁

3月12日から18日までの欧州 中央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者 の氏名をクリックしてください)。

<3月16日> アスムセン理事(独フライブルクでのイベントで):(3年物オペへ の反応は)これまでのところ前向きだ。ユーロ圏での信用収縮は回避 されたと、われわれはデータから判断している。(ユーロは)安定し ている。

リイカネン・フィンランド中銀総裁(インタビューで):ECBは多 くのことを行った。管理され、かつ時宜を得た方法でいつ、どのよう に危機対応策を解除するかを決めなければならない。ECBはその役 割を果たした。各国政府も自らの役割を果たすべきだ。

<3月15日> ゴンサレスパラモ理事(フランクフルトでのイベントで):今回の危 機で、ユーロ圏は自己調整型ではない政治的組織であることが判明し た。積極的に統治される必要がある。

メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁(中銀の四半期報告書で):債務 危機が再び深刻化したり、原材料価格が一段と上昇すれば、ECBの 12年の経済見通しに影響する可能性がある。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ロイター通信に対し):利下げ は現在協議されていない。現時点でインフレリスクを示すものはない。

リイカネン・フィンランド中銀総裁(声明で):中銀の措置は金融市 場を落ち着かせるために活用可能だが、債務危機を恒久的に解決する には財政政策と構造改革の成功とともに、中銀の一時的な措置から時 宜を得たコントロールされた形で脱することが必要となる。

(ECBの3年物オペは)相場の展開に決定的な影響を与えたが、物 価安定にリスクはもたらさない。

<3月13日> バイトマン独連銀総裁(フランクフルトでのインタビューで):われ われには明確な責務と目標達成の明確な優先順位がある。その第一が 物価安定の維持であり、それを成し遂げると決意している。インフレ 圧力が高まった場合に対処することは確実だ。(インフレ期待は)ま だかなり抑制されている。

ドラギ総裁(パリで講演):(ユーロ圏経済に)継続した安定化の兆 候がある。利益の留保や配当と賞与を減らすなどして弾力性をさらに 高めるため、こうしたより良好な状況を利用すべきだ。金融システム は経済に貢献すべきであり、その逆であってはならない。

(ECBの取り組みは)各国の政策によって補完される必要がある。 経済改革をさらに推進するためにこうした金融が安定している局面を 活用する必要がある。

バイトマン独連銀総裁(フランクフルトでの会見で):異例の措置が リスクをもたらしており、これを解消しなければならない必要性を全 委員が認識している。この協議は必要であり、実際に現在進行中だ。 時間枠は環境の変化を含む幾つかの要素に左右される。

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