欧州債:ドイツ債、週ベースも下落-米景気と危機懸念後退で

16日の欧州債市場ではドイツ国債 が下落。週間ベースでは昨年11月以降で最大の下げとなった。米景気が 勢いを得ているほか、欧州債務危機が収まりつつあるとの見方を背景 に、世界的に国債が売られる展開となった。

ドイツ2年債利回りは3カ月ぶり高水準を付けた。欧州金融安定フ ァシリティー(EFSF)のクラウス・レグリング最高経営責任者 (CEO)は、域内の債務危機封じ込めの取り組みが奏功しているほ か、来週に3回の起債を計画していると語った。

アイルランド国債も軟調。同国の今年の成長率見通しが来月の政府 による見直しの際、引き下げられるとの見方をヌーナン財務相が15日に 示したことが手掛かり。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、ピーター・チ ャットウェル氏(ロンドン在勤)は「米国を中心とした要因でドイツ国 債が売りを浴びた」と述べ、「低金利が長期化するとの見方がやや後退 しつつある。市場の観測が変わり始めており、これで長期債利回りがお しなべて上昇した」と続けた。

ロンドン時間午後4時34分現在、ドイツ10年債利回りは前日比9ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.05%。昨年12月13日 以来の高水準となる2.07%まで上げる場面もあった。週間ベースでは26 bp上昇し、11月25日終了週以降で最大の上げ。同国債(表面利率 2%、2022年1月償還)価格はこの日、0.7下げ99.58。

ドイツ2年債利回りは前日比5bp上昇の0.33%。一時は0.36%に 達し、昨年12月7日以来の高水準を付けた。

原題:Bunds Extend Worst Week for 4 Months on U.S. Data as Crisis Ebbs(抜粋)

--取材協力:Rebecca Christie.

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