ゴールドマン痛烈批判で米議会の反応注視-公聴会や調査懸念

米銀ゴールドマン・サックス・グルー プの企業文化に対する社員の痛烈な批判は、ボルカールールのようなウ ォール街規制の正当性を裏付けるものだと米金融規制改革法(ドッド・ フランク法)の策定に関わった民主党議員らは主張している。

グレッグ・スミス氏のニューヨーク・タイムズへの寄稿をめぐっ て、議会による公聴会や本格的な調査を求める動きは出ていない。しか し、ドッド・フランク法の一部であるボルカールールの自己勘定取引規 制や利益相反規制の草案づくりに携わった民主党のカール・レビン(ミ シガン州)、ジェフ・マークリー(オレゴン州)の両上院議員らは、ス ミス氏の主張がトレーディング規制の正しさをまさに裏付けると話して いる。

上院銀行委員会のメンバーであるマークリー議員はインタビュー で、議会は「企業文化まで法で規制することはできない」としながら も、「マークリー・レビン修正がなぜ必要だったかというところにこの 問題の核心は行き着くのではないか」と語った。

他の上院銀行委の民主党議員らは、ロバート・メネンデス議員(ニ ュージャージー州)が15日のブルームバーグテレビジョンとのインタビ ューで、「話の全体像を理解するために公聴会の開催を求める前に少し 調べてみることが大事だ」と発言。ジャック・リード議員(ロードアイ ランド州)は、スミス氏の批判が監視の強化に値すると述べる一方、議 会ができることは多くないとの見方を示した。

ロビイストも動員

ゴールドマの考えに詳しい関係者1人によれば、上院銀行委と下院 金融委員会のほか、同社の取引慣行が金融危機の一因と批判する上院の 調査報告をまとめた中心人物であるレビン議員が、スミス氏の寄稿にど う反応するかを同社は懸念している。

この関係者によると、ゴールドマンのワシントンの事務所は、議会 スタッフやホワイトハウス当局者、他の政策担当者からの問い合わせに 対応し、ロビイストらが会社の立場の擁護に努めている。同社の広報担 当デービッド・ウェルズ氏(ニューヨーク在勤)はコメントを控えてい る。

原題:Goldman Employee Reinforces Need for Volcker Rule, Democrats Say(抜粋)

--取材協力:Christine Harper、Robert Schmidt.

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