野村HD株が小動き、ムーディーズ「Baa3」に格下げも織り込み済み

野村ホールディングス株が小動き。 前日終値の400円を挟んで推移している。16日早朝に米ムーディーズが 長期債務格付けを1段階引き下げ投資適格級で最低レベルの「Baa 3」に引き下げた。ただ、市場では野村の格下げはすでに織り込み済み との見方がある。

野村の株価は一時前日比5円(1.3%)安の395円まで下げた。出来 高は現在約1760万株と東証で10位となっている。ムーディーズでは格付 け見通しを「ステーブル(安定的)」としている。

クレディ・スイス証券の山中威人アナリストは、野村の格付け引き 下げの影響について「ムーディーズが事前に公表したレポートで引き下 げは1ノッチまでと確認されていた」と述べ、市場は株価への影響は限 定的との見方を示した。今後については「経営環境は好転してきている ので、市場ではさらに悪くなるとは想定していない」とみている。

ムーディーズの格下げについて野村は16日、「当社は厚い自己資本 と高い流動性を擁しており、公表済みの総額12億ドルのコスト削減につ いても、計画通り遂行している」と説明。「財務の健全性と収益性のバ ランスの取れた成長を目指し、アジアに立脚したグローバル投資銀行と しての地位を固めるよう努力していく」とのコメントを発表した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE