ECBは危機対策を時宜を得た方法で解除する-リイカネン氏

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会メンバー、フィンランド銀行(中銀)のリイカネン総裁は15日、 ECBは危機対応策を「時宜を得た」方法で解除するとし、現在の小康 状態を利用して経済を立て直すよう各国政府に呼び掛けた。

リイカネン総裁は電子メールで配布した声明で、「中銀の措置は金 融市場を落ち着かせるために活用可能だが、債務危機を恒久的に解決す るには財政政策と構造改革の成功とともに、中銀の一時的な措置から時 宜を得たコントロールされた形で脱することが必要となる」と指摘し た。

ECBが2回実施した3年物資金供給オペについては、「相場の展 開に決定的な影響を与えた」との見方を示し、「物価安定にリスクはも たらさない」と付け加えた。ECBはインフレ率見通しを引き上げたも のの、物価安定へのリスクは「均衡したままだ」と述べた。

同総裁がこの日公表したフィンランド中銀のリポートは、ECBに は政策金利を現行の1%から引き下げる余地はないとする考え方は「誤 解を招く」とし、「必要ならECBの政策金利を引き下げ、異例の措置 で金融緩和を可能とする余地は依然としてある」と指摘した。

原題:Liikanen Says ECB Will Exit Crisis Measures in ‘Timely’ Manner(抜粋)

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