海外勢買い越しは11週連続に、海外株高と業績期待-3月1週日本株

3月に入っても、海外投資家によ る日本株の買い越し基調が続いていることが東京証券取引所のデータ で明らかになった。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トは、海外勢の買い姿勢について「欧米株堅調で投資家のリスクウエ ートが高まったほか、円安に伴う企業業績の改善期待も要因」と見る。

東証が15日に発表した3月第1週(5-9日)の投資主体別売買 動向(東証、大証、名証の1・2部合計)によると、海外投資家は376 億円買い越した。買い越しは11週連続。全体に占める海外勢の売買ウ エートは前週から2.6ポイント上昇し、67.1%と昨年12月1週の水準 に並んだ。

同週の日経平均株価は、前の週に比べ1.6%(152円)高の9929 円と5週連続で上昇。週末9日には、株価指数先物・オプション3月 限の特別清算値(SQ)が算出された。

三浦氏は、SQに関連した売買や利益確定売りも加わったことで、 海外勢の売買水準が膨らんだと指摘。その上で、「買い越し基調が続き ながらも、売り買いは交錯しつつある」と話している。2月4週の海 外勢の買越額は1429億円だった。

このほか、主な買い越し主体では、証券会社の自己売買部門(買 越額1538億円)が8週連続、事業法人(125億円)は6週連続だった。

半面、主な売り越し主体は、株価上昇によるポートフォリオのリ バランスが影響し、信託銀行が4週連続で売り越し、売越額は826億 円。個人(738億円)は12週連続、生・損保(339億円)は10週連続 の売り越しだった。

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