世界の天然ゴム不足が拡大か、相場上昇の可能性-生産国協会

世界の天然ゴムの不足が今年、拡大 するとの見通しを、天然ゴム生産国協会が示した。主要輸入国である中 国とインドの景気改善と自動車販売の増加を理由として挙げた。

同協会のシニアエコノミスト、ジョム・ジェイコブ氏はクアラルン プールからの電話インタビューで、世界の景気が回復する中、「需要は 力強く回復する兆しを見せており、この傾向には期待できる」と指摘。 世界景気の回復に伴い、需要は来年も供給を上回る可能性があるとの見 方を示した。

不足により、東京工業品取引所の天然ゴム先物は今年28%上昇する との見方もあり、大手タイヤメーカーのブリヂストンや仏ミシュラン、 米グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーなどの企業のコストが増加す る可能性がある。ブルームバーグが調査対象としている原材料80銘柄の うちゴムは2番目に高い上昇率を示している。

ジェイコブ氏によると、中国とインドがインフレ抑制から経済成長 てこ入れへと政策を転換し米国と日本の景気が改善しているため、今年 の不足量は18万6000トンと、従来見通しである5万1000トンの3倍以上 に上る可能性がある。昨年は供給が需要を15万3000トン上回った。

原題:Global Rubber Shortage Widening to Bolster Prices, Producers Say(抜粋)

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