イタリア:今年の国債発行額、従来予想下回る見通し

イタリアの今年の国債発行予定額 は4400億ユーロ(約48兆2000億円)と、従来の見通しを下回るもよう だ。借り入れコストの低下が背景にある。 同国の公債管理責任者が明 らかにした。14日の3年債入札では、落札利回りは2010年10月以来の低 水準となった。

イタリアの公債管理責任者マリア・カンナータ氏はこの日、ミラノ で開いた新発のインフレ連動債に関する個人投資家向け説明会で見通し を示した。今回の見通しは昨年示した4500億ユーロを下回る。発行予定 額の下方修正についてカンナータ氏は、当初の予定より短期債の入札額 が少なくなるためだと説明した。

外国人投資家の間でイタリア債の需要が復活したことで借り入れコ ストは一段と低下する可能性があり、現在292ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)となっている10年物イタリア債とドイツ債の利回 り格差(スプレッド)もさらに100bp縮小する余地があると、カンナ ータ氏は指摘した。債務危機波及をめぐる懸念で外国勢が市場から逃避 し、イタリア債の利回りが急上昇する前の昨年6月の水準にスプレッド は戻るとの見方を示した。

同氏は「英国やフランス、ドイツ、オランダ、それに中国を中心と するアジアからも」資金が再び流れ込んでいるとし、米投資家も「散発 的に」投資していると述べた。

原題:Italy May Trim Debt Sales as Borrowing Costs Fall, Cannata Says(抜粋)

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