英金融サービス機構長官:世界的なシャドーバンク規制が必要

英金融サービス機構(FSA)のタ ーナー長官は14日、世界の金融監督当局が47兆ドル(約4000兆円)規模 のシャドーバンク(影の銀行)業界の規制に向けて行動する必要がある との見解を示した。

ターナー長官はロンドンでの講演で、規制対象の金融システムの枠 外での活動を含むシャドーバンキングは「潜在的に極めて不安定」であ り、流動性ショックに対して脆弱(ぜいじゃく)だと指摘。欧州におけ る規模は22兆ドル、米国では25兆ドルとの試算もあると述べた。

同長官はカス・ビジネススクールでの講演で、「われわれの規制対 応は慎重さを伴う必要がある」と発言。監督当局は「相互の複雑な結び 付き」や「規制対象外の機関や市場における高度のレバレッジ」を容認 すべきではないと訴えた。

シャドーバンキングには、マネー・マーケット・ファンド (MMF)や証券化、簿外投資事業体が含まれる。

ターナー長官は、シャドーバンキングの複雑さのために監督当局の 政策対応は困難を伴うだろうとした上で、「これほど複雑なシステムを 完全に理解するのは極めて難しい。われわれが対応を正確に調整できる と考えるのは間違いだ」と語った。

金融安定化理事会(FSB)のメンバーでもあるターナー長官はま た、FSBが年内にシャドーバンキングの規制強化を提案する方針だと 付け加えた。

同長官は昨年11月、FSAがシャドーバンキングの一部と見なされ るレポ取引市場に最低担保基準を適用する可能性に言及。今月6日に入 手した文書によると、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会も レポ取引規制を強化することが予想される。

原題:Regulators Must Rein in $47 Trillion Shadow Banks, Turner Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE