石炭・鉄鉱石の海上運賃:持続不可能な水準から上昇か

石炭と鉄鉱石の海上運賃が早ければ 4-6月(第2四半期)にも上昇するとの見通しを、世界最大の船舶ブ ローカー、クラークソンが示した。海運レートが運営費を下回ったため としている。

クラークソンのニック・コリンズ最高執行責任者(COO)は14 日、ニューデリーで開かれたコールトランス・インディア会議でインタ ビューに応じ「現行の水準は持続不可能だ」と指摘。「市場は供給過剰 になっている」との見方を示した。

コリンズ氏によると、ケープ型船舶のレートは現在、1日当た り5531ドルだが、上昇する可能性が高い。ただ、昨年付けた2万-3万 ドルの水準には達しない見込み。

中国の温家宝首相は5日、同国の2012年の国内総生産(GDP)成 長率目標を7.5%と、04年以降で最低の水準に設定した。中国は海上輸 送される鉄鉱石の64%を購入している。

ブルームバーグがアナリスト10人を対象に実施した調査の中央値で は、ケープ型の今年の収益は1日当たり平均1万3000ドルと、02年以来 の低水準に落ち込むと予想されている。

シッピング・コーポレーション・オブ・インディアのサビアサチ・ ハジャラ会長は会場でインタビューに応じ「海運レートは非常に低いた め、これ以上下落することはないだろう」と指摘し、新造船の納入が減 少する来年にはレートは改善すると予想。「海運各社は辛うじてコスト をカバーしている状態だ」と述べた。

原題:Shipping Costs May Rise From Unsustainable Levels, Clarkson Says(抜粋)

--取材協力:Isaac Arnsdorf.

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