米住宅差し押さえ:2月は前年比8%減-リアルティトラック

米国の2月の住宅差し押さえ件数は 前年同月比8%減と、前年比では2010年10月以来で最も小幅な減少とな ったことが、米リアルティトラックの調査で明らかになった。銀行が未 処理分の差し押さえ手続きの完了に向けて取り組み始めたことが背景に ある。

同社の15日のリポートによれば、2月のデフォルト(債務不履行) や競売の通告を含む差し押さえ手続き開始件数は20万6900件。前月比で は2%減少した。637世帯に1世帯の割合で差し押さえ通告を受けたこ とになる。

全米50州の司法長官が米銀行による住宅差し押さえの不適切な慣行 や書類の不備を調査する中で、各行は1年余りにわたり差し押さえ手続 きを遅らせてきた。

リアルティトラックのブランドン・ムーア最高経営責任者 (CEO)は発表資料で、大手5行が250億ドル(約2兆1000億円)を 支払うことで和解したとの2月9日の発表により、住宅差し押さえの障 害がある程度取り除かれ、今後の行動の「明確なロードマップ(行程 表)」が示されたと指摘。「2月の数字は差し押さえの動きが徐々に増 えつつあることを指している」と分析した。

原題:Foreclosure Filings Fall 8% in U.S. With Seizure Increase Coming(抜粋)

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