米ヤフー株主のサード・ポイント、委任状争奪戦を計画

米ヤフーの株主である米ヘッジファ ンド運用会社サード・ポイントは、同社が推薦する新取締役候補4人に 関する株主投票を求めて最初の手段を講じる方針だ。ヤフーは4候補推 薦に「否定的な立場」を示しているという。

ヤフー株約5.8%を保有するサード・ポイントはヤフーのスコッ ト・トンプソン最高経営責任者(CEO)に宛てた書簡で、暫定委任勧 誘状を「1週間以内」に提出する計画を明らかにした。書簡にはサー ド・ポイントのダニエル・ローブCEOが署名ある。

ローブCEOは、ヤフーの売り上げ低迷やネット広告での覇権争い での敗北を受け、同社に変革を迫る圧力を強めている。昨年9月にキャ ロル・バーツCEO(当時)が解任された後、今年1月に就任したトン プソンCEOは事業のてこ入れを図っている。同社は広告収入やユーザ ーの利用時間をめぐる同業他社との競争で、グーグルやフェイスブック に後れを取っている。

ローブCEOは書簡で「取締役会の議事妨害や明らかな無頓着ぶ り、われわれの要求を真剣に取り合わない決定などを踏まえ、われわれ は株主に直接訴えるしかなかった」と指摘。取締役会が断固としたリー ダシップを発揮する行動を取り、委任状争奪戦をめぐるコストや混乱を 回避することは手遅れではないと記している。米証券取引委員会 (SEC)への同日の届け出の中で書簡の内容が明らかになった。

ヤフーは電子メールで声明を発表し、「すべてのヤフー株主に最良 の結果となるように、取締役会の指名・企業統治委員会は引き続き有能 な候補者を幅広く調べている」とし、「サード・ポイントが推薦した候 補も同委員会の徹底的な審査プロセスの対象となっている。そのうち取 締役会に同委員会としての推薦が行われる」と指摘した。

原題:Yahoo Investor Third Point Plans Proxy Contest on Nominees (1) (抜粋)

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