米財務省のAIG株売却、ウォール街の引き受け手数料が縮小

米財務省によるアメリカン・インタ ーナショナル・グループ(AIG)株売却でウォール街が受け取る引受 手数料が縮小している。政府の救済資金の回収支援でAIGが自社株の 一部を買い戻したためだ。

監督当局への提出書類によれば、財務相が先週、1株当たり29ドル でAIG株を売却した際にシティグループとクレディ・スイス・グルー プ、モルガン・スタンレーが受け取った手数料は同10.9セント。昨年5 月に同省が同じ価格で売り出した時の手数料は同14.5セントだった。先 週の売却額60億ドル(約5000億円)相当のうち半分はAIGが買い取っ たもので、同社はその分の手数料を引受会社に支払っていない。昨年5 月の売り出しではAIGも売り手側だったため、ウォール街の手数料を 押し上げていた。

同省は08-09年のAIG支援で投じた救済資金の引き揚げを進めて おり、残るAIG株70%の処分に向けさらに株式売却を行う必要があ る。ブルームバーグの集計によると、直近のAIG株売り出しでの引受 手数料率は0.375%。米国での株式追加売り出しの手数料率は平均 で3.04%だった。

原題:Wall Street Fees Dwindle on AIG Offerings as Insurer Buys Stock(抜粋)

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