ヘッジファンドのハイブリッジ元アジア責任者、750億円を調達

米ヘッジファンド運営会社ハイブリ ッジ・キャピタル・マネジメントの元アジア担当責任者、カール・ハッ テンロッカー氏が1日までに自身が運営するヘッジファンドで9億ドル (約750億円)を調達した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

関係者が匿名を条件に明らかにしたところによると、昨年12月1日 に運用資産約3億4000万ドルで投資を開始した「ミリアド・オポチュニ ティーズ・マスター・ファンド」の最初の3カ月間のリターン(投資収 益率)は約3%だった。ミリアド・アセット・マネジメントの香港在勤 最高執行責任者(COO)、スコット・ゲイナー氏はコメントを控え た。

限られた資金をめぐって新規ヘッジファンド運用会社の競争は激化 しており、投資家は運用資産規模のより大きい新ファンドに引き付けら れている。米シティグループの先月付の調査によると、立ち上げ後1年 以内で初期の運用資産の平均が1億9300万ドル規模の新規ヘッジファン ドへの資金流入は、2009-11年に計124億ドルだった。

ヘッジファンドへの資産配分を検討している投資家に助言する GFIA(シンガポール)のプリンシパル、ピーター・ダグラス氏は 「これらの大規模な新規ヘッジファンドの現状は、アジアのヘッジファ ンド投資家によるパフォーマンスへの関心が低下する一方、インフラの 安全性がしっかりしているとの認識や多くの他の投資家が同じ立ち位置 にいることへの関心が高まっていることを示唆している」と述べた。

ハッテンロッカー氏は昨年11月、今年半ばに新規資金の受け入れを 停止する前に20億ドルの調達を目指すと語っていた。

同ファンドはアジア太平洋に関連する株式や転換社債、社債、クレ ジットデリバティブ(金融派生商品)、株式デリバティブへの投資に重 点を置いている。

原題:Ex-Highbridge Asia Head Said to Raise $900 Million for Fund (1)(抜粋)

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