英財務省:フィッチの格付け見通し下げは財政の緩みへの警告

英財務省は格付け会社フィッチ・ レーティングスが14日に英国の格付け見通しを引き下げたことについ て、同省が財政赤字削減計画を堅持する理由を裏付けるものであり、来 週発表する予算案での財政の緩みに対する警告だとの見方を示した。

フィッチは英国の長期の発行体デフォルト格付け(IDR)の見通 しを「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に変更し た。格付けは「AAA」に据え置いた。

財務省は電子メールで公表した声明で、「予算案発表を1週間後に 控え、英国が債務対策を堅持することがなぜ重要かをあらためて認識さ せるものだ」とし、「フィッチの指摘にもあるように、われわれが AAA格付けを維持しているのは、『政府の構造的な財政赤字削減で進 展が見られ、財政健全化への取り組みに信頼性がある』ためだ」と説明 した。

さらに同省は、「現在の見通しよりも政府債務を頭打ちにする時期 が遅れ、その額が膨らむことにつながる裁量的財政の緩みがあれば、格 付けが引き下げられることは明らかだ」とし、「来週発表の予算案で財 源が手当てされないままの大盤振る舞いもあり得ると考える人への新た な警告だ」と強調した。

原題:U.K. Treasury Says It’s ‘Essential’ to Stick to Deficit Plan(抜粋)

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