ユーロ圏:2月インフレ率2.7%、原油高で-鉱工業生産予想以下

ユーロ圏17カ国では2月のインフレ 率が2.7%となった。3カ月連続で同水準にとどまったことから、欧州 中央銀行(ECB)の焦点は物価上昇の脅威へと移りそうだ。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が14日発表した2月の ユーロ圏消費者物価指数(改定値)は前年同月比2.7%上昇と、1日発 表の速報値と一致した。1月のインフレ率は2.7%(改定前=2.6%)に 上方修正された。

インフレ率を2%弱の水準に維持することを責務とするECBのド ラギ総裁は先週、インフレに「上振れリスク」が見られると語ってお り、ECBの域内債務危機への取り組みは既に十分であることを示唆し た。景気安定化の兆候に加え、原油高で物価上昇圧力が高まりつつある ことから、エコノミストらはECBが金利据え置きを続けると予想す る。

IHSグローバル・インサイトの欧州担当チーフエコノミスト、ハ ワード・アーチャー氏(ロンドン在勤)は統計発表前、「原油高はユー ロ圏の消費者物価の上昇がこれまで予想されたよりも極めて長期にわた り持続する公算が大きいことを意味する。2012年はとりわけそうだ」と し、「ECBは少なくとも政策金利においては、短期的に様子見の姿勢 を貫く可能性が高い」と続けた。

ユーロスタットによると、2月の指数は前月比では0.5%上昇し た。コアインフレ率は1.5%と、1月から変わらず。

鉱工業生産

同時に発表された1月のユーロ圏の鉱工業生産指数は前月比0.2% 上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト33人の調査中央値で は0.5%上昇が見込まれていた。前年同月比では1.2%の低下となった。 昨年12月は1.8%低下だった。

1月の生産は、投資財が前月比0.7%増加した。昨年12月は1.2%減 だった。中間財は0.2%、エネルギーは1.4%それぞれ増えた。耐久財 は0.1%増だった。

原題:Euro-Region Inflation Rate at 2.7% for Third Month on Energy (1)(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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