香港株(終了):下落-中国不動産銘柄安い、温首相発言嫌気

香港株式相場は下落。中国の温家宝 首相が住宅価格がまだ割高との認識を示したことが嫌気された。米小売 売上高の増加や米連邦準備制度理事会(FRB)の景気判断引き上げを 受け、一時は値を上げていた。

温首相が不動産規制の緩和が「中国の住宅部門の混乱」を招く恐れ があるとの認識を示したことで、恒大地産集団(3333 HK)が1.7%下落 するなど、中国本土の不動産関連銘柄が値を下げた。SOHO中国 (410 HK)も安い。

一方、米ウォルマート・ストアーズに玩具や衣料を納入するリー・ アンド・ファン(利豊、494 HK)は4%高。FRBがリセッション(景 気後退)があっても大半の米銀がこれを乗り越えるのに十分な資本があ るとの見方を示したことで、HSBCホールディングス(5 HK)やスタ ンダードチャータード(2888 HK)など銀行株も買われた。

パイパー・ジャフレー・アジア・セキュリティーズのプリンシパル セールストレーダー、アンドルー・サリバン氏(香港在勤)は、温首相 の発言で「現在の規制が緩和されない見通しになったため、不動産関連 銘柄の売りを促した」と指摘。「不動産開発会社は予測可能な将来、困 難に直面するだろう」と述べた。

ハンセン指数は前日比31.81ポイント(0.2%)安の21307.89で終 了。取引時間中には1.4%高となる場面もあった。ハンセン中国企業株 (H株)指数は0.5%安の11300.41。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE