金相場:12年連続で上昇か、投資家や中央銀行の保有量拡大で

金相場が今年21%上昇し、12年続伸 するとの見方が広がっている。投資家による金保有量が過去最高水準に 達し、各国・地域の中央銀行が数十年ぶりに金準備を増やしていること が背景にある。

ニューヨークで13日に開催されたブルームバーグ・リンク貴金属会 議で調査した14人の回答の平均に基づけば、ニューヨークの金先物相場 は年末までに1オンス当たり1897ドルに上昇すると予想される。昨年末 時点は1566.80ドルだった。金現物は2001年以降、続伸しており、少な くとも1920年以降で最長の上昇相場となっている。昨年は10%上げた。

欧州が債務危機抑制を目指す一方、中国の経済成長は鈍化してお り、米国や英国などの政府は景気てこ入れのため金利を過去最低水準に 維持している。このため、金需要は拡大している。産金業界団体ワール ド・ゴールド・カウンシル(WGC)のデータによると、中央銀行によ る金の購入は売却を3年連続で上回っている。これは1973年以降で最 長。ブルームバーグが集計したデータによると、金に裏付けされた上場 投資信託(ETF)を通じた金保有量は13日、2410.2トンに達した。

カナダのダンディーウェルスのチーフエコノミスト、マーティン・ ムレンビールド氏(67)は「世界では重要なシフトが起きている」と指 摘。「金は投資手段や資産区分となり、長期的に見て保有量は膨らむ一 方だろう。ユーロが5年後に存続しているかどうか分からないため、中 央銀行は金を保有している」との見方を示した。

原題:Gold Seen Heading for 12th Annual Advance on Investor Hoarding(抜粋)

--取材協力:Joe Richter.

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