JPモルガンやウェルズF、増配と自社株購入へ-審査通過で

米連邦準備制度理事会(FRB)に よるストレステスト(健全性審査)に合格した米銀JPモルガン・チェ ースとウェルズ・ファーゴなどが、配当引き上げと自社株購入の承認に 動いた。

JPモルガンは13日、四半期配当を1株当たり30セントと、20%引 き上げると発表。総額150億ドル(約1兆2500億円)の自社株購入プロ グラムも承認した。2012年の購入額は120億ドルとなる。ウェルズ・フ ァーゴも四半期配当を83%引き上げて22セントにすると発表した。

FRBは国内大手銀行に対し、不況でも資本を維持し融資を継続で きる確実な計画の提示を求めている。FRBは米大手銀19行のうち15行 はリセッション(景気後退)のシナリオ下でも十分な資本水準を維持 し、配当や自社株購入を継続できると判断した。

投資会社ホランド(ニューヨーク)のマイケル・ホランド会長は、 「15行が厳しい審査を通過したことは、金融システムが比較的健全であ ることを示している」とし、非常に多くの現金が積み上がっているた め、その一部を投資家と共有したいという意向があると述べた。

ストレステストを通過できなかった4行はシティグループ、メット ライフ、サントラスト・バンクスとアライ・ファイナンシャル。シティ とアライは年内に資本計画を再提出すると表明している。

JPモルガンの150億ドル規模の自社株購入は、13日の株価終値で みると約3億4600万株の買い戻しが可能になる。これは株式発行残高の 約9%に相当する。同行の株価は13日に7%高の43.39ドルに上昇。昨 年11月以来の大幅上昇となった。

ウェルズ・ファーゴは今年の自社株購入枠の引き上げとトラスト型 優先証券の買い戻しが承認されたと発表した。自社株購入の規模は明ら かにしていない。株価は13日に5.8%上昇した。

原題:JPMorgan Joins Wells Fargo in Boosting Dividend After Fed Tests(抜粋)

--取材協力:Bradley Keoun、Michael J. Moore、Laura Marcinek、Craig Torres、Joshua Zumbrun.

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