高級ワインの仏ロートシルト、中国でワイナリー建設を開始

フランスのワインメーカー、ドメー ヌ・バロン・ド・ロートシルト・ラフィットが、中国で現地企業と共同 で同社としてはアジア初となるワイナリーの建設を開始した。世界2位 の経済大国である中国では、高級ワイン需要が旺盛さを増している。

中国政府の文書によると、同国の主要ワイン産地の一つである山東 省の蓬莱で建設中のワイナリーは面積1.73ヘクタール。ロートシルトに とってアルゼンチン、チリに次ぐラフィットの生産拠点となる見通し。 第1段階の建設費は1億元(約13億円)と見込まれている。

ワインとスピリットの国際見本市ビネクスポが調査会社インターナ ショナル・ワイン・スピリット・リサーチに委託した調査によると、中 国は量ベースで世界5位のワイン市場。中国の富裕層によるシャトー・ ラフィット・ロートシルトなどの高級ビンテージワインの購入が増え、 向こう5年間の世界のワイン消費の加速につながるとみられている。世 界最多の人口を擁する中国では、数十年間にわたって成長を遂げた結 果、富裕層の高級品需要が急拡大している。

キャピタル・セキュリティーズのアナリスト、ザン・ルー氏(上海 在勤)は「世界の最高級ブランドはいずれも中国市場に非常に関心を持 っている。ロートシルトも例外ではない」と指摘。「このワイナリーは 中国での高級ワイン需要に対する信頼感を裏付けている」との見方を示 した。

政府の文書によると、シャトー・ラフィット・ロートシルトは中信 華東(集団)と共同でブドウ園やワイナリーなどの関連施設を備えた生 産拠点を建設している。プロジェクトの完了時期については触れられて いない。

文書によれば、中国東部の沿岸都市、蓬莱のワイン生産は2011年 に14万トンと、05年時点から倍増。ワインメーカーは39カ所から70カ所 に増加した。

原題:Rothschild Begins Building First Lafite Asian Winery in China(抜粋)

--取材協力:Joshua Fellman.

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