iPad、アジア航空貨物動かすか-「プラスのサプライズ」

世界的な金融危機後最悪の落ち込み となっていたアジアの航空貨物量が今年、回復しそうだ。米経済の勢い が強まっていることや、米アップルのタブレット型端末、新型「iPa d(アイパッド)」などへの製品需要が輸出を押し上げているためだ。

米最大の航空機メーカー、ボーイングによれば、アジアの航空貨物 は2012年に最大8%増える可能性がある。英銀HSBCホールディング スは、香港のキャセイ航空や韓国の大韓航空が貨物市場の回復の恩恵を 受けるとしている。

INGグループのアジア担当チーフエコノミスト、ティム・コンド ン氏(シンガポール在勤)は、「先進国経済が緩やかに回復していると いう安心感の広がりが景気底割れ懸念に取って代わった」と分析、半導 体受注データの改善とアジア輸出の増加は「大方が現在見込んでいるよ り航空貨物業界が素早く回復する可能性がある兆候だ」と述べた。

台湾系の富士康科技集団(フォックスコン)が中国で生産するiP adの最新版発売が、航空会社の利益と株価を押し上げるかもしれない と指摘するのは大和証券キャピタル・マーケッツの運輸担当アナリス ト、ケルビン・ラウ氏(香港在勤)だ。「7-12月(下期)に改善が進 むだろう。世界的に貨物を含めた航空業界は回復の途上にあり、一定の プラスのサプライズがあるかもしれない」と話した。

ラウ氏は、キャセイ航空株が「良い選択」になるだろうとしてい る。同氏は昨年12月に同銘柄の投資判断を「ホールド」に据え置いた。

原題:Apple IPad Seen Helping Cathay on Rising Asia Shipments: Freight(抜粋)

--取材協力:Jasmine Wang、Kyunghee Park、Alexander Kowalski.

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