メルケル独首相:欧州危機への取り組みは進展-完了に程遠い

ドイツのメルケル首相は13日夜、ユ ーロ圏諸国における経済の「不均衡」は域内の債務危機解決に向けた作 業の完了が程遠いことを示すものの、欧州各国の取り組みは進展しつつ あるとの認識を示した。

同首相はイタリアのモンティ首相との会談後にローマで記者団に対 し、「われわれは山道に沿って着実に進んでいるが、まだ完全には山を 越えていない」と述べた上で、「今後数年は新たな山が現れ続けると思 う。一つ山を越えて祝福することにはならないだろう」と語った。

メルケル首相は、昨年11月16日の首相就任以来のモンティ首相のイ タリア経済改革へ向けた「勇敢」な取り組みを称賛した。同国国債利回 りが急上昇してユーロ圏の存続が脅かされる中、同首相は200億ユーロ (約2兆1700億円)規模の財政緊縮措置やサービス産業の規制緩和に努 めた。10年物イタリア国債利回りは昨年11月25日にユーロ導入以来最高 の7.26%に達したが、欧州中央銀行(ECB)の流動性供給措置が助け となり4.89%に低下している。

欧州連合(EU)執行機関の欧州委員会で競争政策担当委員を努め たモンティ首相は、イタリアは危機に「とらわれ」、まだそこから脱却 していないと言明。「イタリアにはやるべき宿題がまだ残っている」と した上で、危機の最悪期において外部に支援を求めるのではなく、われ われは「自らの力」を信頼することを選ぶと語った。

原題:Merkel Says Europe Is ‘Good Way’ Up Mountain, Not Over Yet (抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin、James G. Neuger、Mark Deen、Kevin Costelloe.

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