米社債保証コスト:8カ月ぶり低水準、ストレステスト結果好感

13日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが8カ月ぶり低水 準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)がストレステスト(健全 性審査)の結果を公表し、米金融大手19社のうち15社はリセッション (景気後退)のシナリオ下でも十分な自己資本水準を維持できるとの判 断を示したことが手掛かり。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標で あるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニューヨー ク時間午後6時(日本時間14日午前7時)現在、3.7ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下の91.7bp。2月3日以来の大幅な下げ で、昨年7月7日以来の低水準となった。

FRBが公表したストレステストの結果は、米金融システムを破綻 寸前まで追い込んだ2008年のリーマンショック後、3年近く続いた景気 拡大に支えられ、米銀が利益を伸ばして資本を再構築し、流動性を拡大 したことを示している。FRBはまた、連邦公開市場委員会 (FOMC)終了後に発表した声明で、労働市場の力強さが増したと指 摘し、景気判断を引き上げた。

ストーン・アンド・マッカーシー・リサーチ・アソシエーツのエコ ノミスト、レイモンド・ストーン氏は電子メールで、「ストレステスト の結果に関する明るい見通しがリスク資産を後押ししている」と指摘し た。

一方、資産規模で米銀3位シティグループの社債保証コストは上 昇。ストレステストで、同行の自己資本がFRBの求める最低基準に達 しなかったことが響いた。フェニックス・パートナーズ・グループによ ると、シティ債のCDSスプレッドは一時215bpに達した。ストレス テストの結果公表前は200bpだった。ニューヨーク時間午後4時56分 現在は210bp。

原題:U.S. Company Credit Swaps Fall to 8-Month Low on Fed Bank Tests(抜粋)

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