欧州債:ドイツ債は3日ぶり下落、景況感改善で-ギリシャ債は軟調

13日の欧州債市場ではドイツ国債が 3営業日ぶりに下落し、10年債利回りは1カ月ぶりの大幅上昇となっ た。ドイツで企業景況感が改善したことを受け、域内で最も安全とされ る同国債の需要が後退した。

この日発表された2月の米小売売上高が大きく伸びたことを背景に 世界的に株価が上昇したことも手掛かり。ギリシャの債務交換で発行さ れた同国債は初日の取引で下落した。スペイン国債も軟調。ユーロ圏財 務相会合(ユーログループ)は12日、スペインに一段と大幅な財政赤字 削減を促した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 (ロンドン在勤)は「リスクに対するセンチメントが改善した」と指 摘。「ドイツ国債の利回りは最近付けた低水準付近にあることから、こ れ以上は幾分下がりにくい」と述べ、ドイツの景況感を示す「ZEW指 数は予想を大きく上回った」と続けた。

ロンドン時間午後4時35分現在、ドイツ10年債利回りは前日比6ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.82%。一時は7bp 上げ、2月13日以降で最大の上昇となった。同国債(表面利率 2%、2022年1月償還)価格はこの日、0.52下げ101.645。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がまとめた3月の期待指 数はプラス22.3と、前月のプラス5.4から上昇。米商務省が発表した2 月の小売売上高は前月比1.1%増加。前月は0.6%増だった。

ギリシャ懸念

ギリシャの10年債と30年債はともに下落。ユーロ圏財務相が前日 に1300億ユーロ相当の第2次ギリシャ支援策を承認したものの、同国の 債務削減能力をめぐっては懸念が根強い。

ギリシャの2023年2月償還債(表面利率2%)の利回りは57bp上 昇し19.02%。42年償還債の利回りは41bp上げ14.20%となった。

原題:Bunds Decline as German Confidence Improves; Greek Bonds Drop(抜粋)

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