欧州債務危機の最悪期は過ぎた-EU大統領が見解

欧州連合(EU)のファンロンパイ 大統領は、ギリシャに端を発したソブリン債危機の最悪期をユーロ圏は 乗り越えた可能性があるとの見方を示した。EUはより厳格な財政規律 に加え、経済成長拡大に向けた措置も併せて推進していく方針だ。

ファンロンパイ大統領は13日の欧州議会で、「戦略が機能し始めて いる」と発言。「危機がターニングポイントに達した一方、脆弱(ぜい じゃく)性がまだ残っていることも十分に認識している」と続けた。

欧州は加盟17カ国のユーロ圏を守る戦いで勝利が近いとの兆候が出 ている。ギリシャ政府は史上最大のソブリン債再編を押し進めたほか、 大部分のEU首脳はドイツ主導で取りまとめた財政協定に署名。欧州中 央銀行(ECB)は市中銀行向けの融資プログラムを拡大した。

EUの行政執行機関である欧州委員会が今年のユーロ圏経済 は0.3%縮小と、昨年の1.4%プラス成長からマイナスに転じるとの予想 を示すなか、ファンロンパイ大統領は過剰な債務水準の低下および市場 の信頼感回復に向け、引き続き財政再建を優先事項とする必要があると の考えを明らかにした。

原題:EU’s Van Rompuy Signals Worst Is Over in European Debt Crisis(抜粋)

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