ECBバイトマン氏:政策委は緊急措置の解除方法を協議

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会メンバー、ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は13日、ソブリン債危機 への対応でECBが銀行システムに注入した緊急資金の一部を引き揚げ る方法について、政策委員が既に協議中であることを明らかにした。

バイトマン総裁はフランクフルトでの会見で、「異例の措置がリス クをもたらしており、これを解消しなければならない必要性を全委員が 認識している」と言明。「この協議は必要であり、実際に現在進行中 だ。時間枠は環境の変化を含む幾つかの要素に左右される」と付け加え た。

ECBは3年物で1兆ユーロ余りの資金を1%の過去最低金利でユ ーロ圏の銀行に貸し付け、同中銀のバランスシートは3兆ユーロを超え る規模に拡大。国債も2180億ユーロ購入しており、これらの危機対応策 から派生するリスクに備えて独連銀は引当金を41億ユーロ積み増した。

バイトマン総裁はECBのドラギ総裁にこれらのリスクを指摘した 書簡を送付。政策委員の間で意見が割れているとの観測をあおったが、 バイトマン総裁はこの日、ドラギ総裁とは「良い関係」を保ってお り、23人の政策委員メンバーの間でも「孤立感」はないと発言。3年物 資金供給の「リスクと副作用をメンバーは認識している」と強調した。

さらに、「中銀からの資金供給への依存を銀行が減らすのは重要な ことだ」とも指摘。「3年物オペで状況は少々複雑になっているが、わ れわれには流動性を吸収する手段がある。この状況でどの手段を使える のかという議論を行う必要がある」と続けた。

バイトマン総裁は出口という「概念を発展させることが重要だ」と 述べ、「基本的に、何かを始めたら、それを終わらせる方法を知ってい るべきだろう」とも語った。

原題:Weidmann Says ECB Looking at Ways to Exit From Emergency Tools(抜粋)

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