QE3、雇用増で年内実施の可能性低下-FOMCきょう開催

米国の雇用は半年間としては2006年 以来最大の伸びを示したため、連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩 和第3弾(QE3)に踏み切る確率は低下したとエコノミストらはみて いことが、ブルームバーグ・ニュースの調査で明らかになった。

今月9-12日に実施した同調査では、バーナンキFRB議長が2 兆8900億ドル(約240兆円)のバランスシートを拡大する措置を今年は 見送るとの回答が全体の61%に上った。1月時点では50%の回答者が追 加の債券購入を予想していた。

9日の雇用統計発表前にバーナンキ議長は上院での証言で、QE3 を検討しているそぶりは見せず、依然として「正常な状態からは程遠 い」雇用市場をてこ入れするため、少なくとも2014年遅くまでは事実上 のゼロ金利政策が維持される可能性が高いとの見解をあらためて示し た。FRBは13日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、米東部時 間午後2時15分(日本時間14日午前3時15分)ごろに声明を発表する予 定。

PNCファイナンシャル・サービシズ・グループのチーフエコノミ スト、スチュアート・ホフマン氏は「QE1やQE2が実施された当時 には見られなかった、かなり長期にわたる雇用の伸びが見られている」 と指摘。「失業率低下は偶然ではないとFRBが認識するほど、十分に 速い雇用増加ペースが続く公算が大きい」との見方を示した。

ブルームバーグが調査したエコノミスト49人のうち、FRBが13日 に新たな資産購入を発表すると予想した人はいなかった。1月時点で は14%がこの日の発表を見込んでいた。

FRBが最終的に追加緩和策を講じる場合には、インフレ圧力を高 めない形で債券購入するかどうかについては、エコノミストの見方が分 かれた。FRBがリバースレポなどを利用して資産購入の影響を「不胎 化」すると答えたのは全体の30%だった。

原題:Job Gains Make New Fed Bond Buying Unlikely in ‘12, Survey Shows(抜粋)

--取材協力:Kristy Scheuble、Alexandre Tanzi.

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