岡田氏がウィンを反訴-株式買い戻し無効命令と損倍請求

日本のパチスロ機メーカー、ユニバ ーサルエンターテインメントが保有する米カジノ運営会社ウィン・リゾ ーツの株式20%をウィンが割引価格で強制的に買い戻したのは違法など として、ユニバーサルの岡田和生会長は12日、ウィンなどを相手取った 訴訟を米国で起こした。ウィンのスティーブ・ウィン最高経営責任者 (CEO)については、会社を「私物化」していると批判した。

岡田氏側がラスベガスの米連邦地裁に提出した反訴状によると、ユ ニバーサル傘下でウィン株に投資したアルゼUSAはウィンによる株式 買い戻しについて、法的根拠はないと主張。買い戻しを無効とする裁判 所命令と、損害賠償および懲罰的賠償などを求めている。金額は明らか にしていない。

ウィンは先月、岡田氏が「不適格者」であることを理由に保有株を 時価から30%低い価格で買い戻した。ウィンは2月19日に岡田氏を相手 取り、マニラでカジノ2カ所とホテル3カ所を開発しており、ウィンの マカオのカジノと直接競合するなどして、ネバダ州の裁判所に訴えてい た。岡田氏側は反訴状で、リゾーツ社の定款の買い戻し規定の発効前に ウィン株取得に同意していたとして、今回の買い戻しには同規定が適用 されないと主張している。

岡田氏の弁護側は「ウィン氏はウィン・リゾーツを私物化し、自分 の意向に沿う友人で取締役会を構成し、重要な幹部には揺るぎない忠誠 と引き換えに破格の報酬を支払った」と指摘した。

ウィンの広報担当、ポール・クランホールド氏は反訴に関するコメ ントを求める電話に対して、今のところ返答してきていない。

岡田氏は12年前からウィンに出資していたが、ウィン氏との関係が 悪化。ウィンは、フィリピンのカジノ規制当局者に不適切な支払いを行 ったとして岡田氏らを取締役会で「不適格者」だと宣言した。岡田氏の 取締役解任を承認するよう株主に求めている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE