4度の戦争派遣でストレス経験-アフガンで16人射殺の米兵

アフガニスタンで民間人少なくと も16人を射殺した米兵は、イラクとアフガンに合わせて4回派遣された 経験があり、戦争のストレスも知っていたことが分かった。

米軍の犯罪捜査担当部隊は12日、今回の事件を調査し、動機解明に 努めた。容疑者の氏名は公表されていない。身柄は、米軍がアフガニス タン2位の都市カンダハルで拘束している。

浮かび上がってきたのは、前線と味方との区別がはっきりしないこ れら2つの戦争での任務で心身をすり減らした米兵の姿だ。米国防総省 のリトル報道官によれば、この兵士は過去3回イラクに派遣され、アフ ガンでの任務は今回が初めて。

米メリーランド州に拠点を置く民間非営利団体(NPO)「ギブ・ アン・アワー」創設者のバーバラ・バン・ダーレン氏は12日、このよう に複数回にわたる戦闘配備を経験すると、兵士は「心的外傷後ストレス 障害(PTSD)や鬱(うつ)状態に苦しむ。しかしそれでも、この兵 士が取ったような行動は起こさない」と述べた。同NPOは軍関係者向 けに精神衛生サービスを行っている。

米軍が議員向けに用意した資料によれば、容疑者は米ワシントン州 の所属基地から昨年12月3日にアフガンに到着した。米ABCニュース は匿名の米当局者の話を基に、同容疑者が38歳の既婚者で2人の子供を 持つと報じた。ABCによると、容疑者はイラクでの最後の任務の後、 結婚生活上の問題を抱えた。軽度の外傷性脳損傷を負ったが、その後、 任務に就いても問題ないと見なされたという。

原題:Afghanistan Shooting Suspect Knew War’s Stresses From Four Tours(抜粋)

--取材協力:Eltaf Najafizada、David Lerman、Larry Liebert.

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