ユーロ圏財務相、ギリシャ支援を承認-月内の資金供与に道開く

ユーロ圏財務相は12日、ブリュッセ ルで会合を開き、第2次ギリシャ支援を承認した。1300億ユーロ(約14 兆1000億円)の包括的ギリシャ支援策から月内に初めての資金供与を行 う道が開かれた。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセン ブルク首相兼国庫相)は12日遅く、「この新ギリシャ向けプログラムは 現在スタート台に立っているだけでなく、今晩、ユーログループによっ て政治的に採択された」と述べた。ユーロ圏の財務当局者らが14日に正 式承認する運び。翌日の15日には国際通貨基金(IMF)理事会でギリ シャ支援への寄与に関する採決が行われる。

暫定的な安定基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF) のクラウス・レグリング最高経営責任者(CEO)は、ギリシャは今 後、3月の59億ユーロ、4月の33億ユーロ、5月の53億ユーロを皮切り に向こう3年間で総額1000億ユーロ余りをEFSFから受け取る見込み だと述べた。

ギリシャのベニゼロス財務相は記者団に対し、「ギリシャを取り巻 く状況はきょう変わった。これはギリシャの経済活動に影響を及ぼすだ ろう」と発言。同国には「基本的な債務」があり、財政緊縮プログラム の実施を継続する必要があると指摘した。さらに、同国の総選挙によっ て財政措置のペースが中断されることはないだろうと述べた。

ギリシャの民間投資家との債務交換は、負債を1000億ユーロ余り減 免。投資家の参加を義務付ける集団行動条項(CAC)が発動された。 ユーロ圏財務相らは今月9日、ギリシャが支援の条件を満たしたという 認識で一致し、債権者への支払いに充てる355億ユーロ相当の資金供与 を承認した。

ユーロ圏にギリシャ残留

ユンケル議長は12日、債務交換の結果、ギリシャの債務が2020年ま でに国内総生産(GDP)比で117%に低下する見通しであり、同国が 公約の実行に努力するなかでバッファー(緩衝材)を生み出すだろうと 述べた。また、「何が起きようと」、ギリシャは今後もユーロ圏にとど まると指摘した。

原題:Euro Finance Chiefs Give Political Backing to Greek Aid Plan(抜粋)

--取材協力:David Tweed、Chiara Vasarri、Angeline Benoit、Zoe Schneeweiss、Jurjen van de Pol、Gregory Viscusi、James G. Neuger、Josiane Kremer.

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