ヘッジファンドで大損でも後悔なし、元シティのイスラム氏

米銀シティグループで2008年に資産 価値の大部分を失ったヘッジファンドを運用していたレアズ・イスラム 氏は自身の成績について後悔しておらず、自分とシティが顧客を欺いた という主張の背後には「救急車を追いかけて」訴訟を探すような悪徳弁 護士がいると指摘した。

イスラム氏はこの問題に関する4年間の沈黙を破ってインタビュー に応じ、地方債ファンドの「ASTA」と「MAT」がいかに不安定で あるかを投資家は承知していたと述べ、これとは違う主張をする人々は 「詐欺に関わっているか、大いに無責任であるか」のいずれかだと語っ た。同氏は2008年にシティを退社し、現在はバングラデシュのダッカで 働いている。

4年前の両ファンドの破綻でシティグループは当局による調査の中 心とされ、相次ぐ訴訟に見舞われた。投資家は両ファンドが安全で、他 の確定利付き投資よりも収益性の高い代替投資先だとしてシティから売 り込まれたと主張した。米金融取引業規制機構(FINRA)はシティ に対し、少なくとも6000万ドルを投資家の一部に支払うよう命じた。原 告側弁護士のフィリップ・エイディコフ氏によれば、69件の申し立てが 未解決だという。

イスラム氏は電子メールで「これは高いボラティリティ(変動性) を伴う高リターンを狙う戦略であり、救急車を追うような悪徳弁護士数 人が指摘するような安全で低リスクの投資先では決してなかった」と強 調。「私は後悔していないし、危機で多くの教訓を得た。常に不測の事 態を予測すべきであり、危機時には人々が顔色を変えてしまうことを特 に学んだ」と述べた。

ASTAとMATはシティのプライベート・バンカーやファイナン シャル・アドバイザーによる売り込みで同行顧客が投資していた。キャ ロウェイ・ゴルフのロナルド・ベアード会長や投資会社アポロ・グロー バル・マネジメントのシニアアドバイザー、ブルース・スペクター氏ら も投資家だった。

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